「みんなもぜひとも自分のやることなすこと馬鹿にせず、自分の愛する我が子とでも思って優しく指摘もせずに穏やかに見守るように作業してみてくださいね。これこそ継続のコツです。才能がない人間が唯一、できることは馬鹿にしないこと、それが芽になると継続がはじまります。いつか花が咲くよ~」
坂口恭平さんという人がSNSで発信していた言葉で、風の図書室を始めようと考えた時に忘れないように携帯のホーム画面にしました。多くのアイコンと重なりとても見にくいですが、今のところとてもいい効果を発揮しています。
馬鹿にしちゃうのですよね、気を抜くとすぐに。
これまでプライベートなことでも仕事でも、多かれ少なかれ必ず自分のことを馬鹿にしてしまっていたように思います。結果が出ても出なくても、褒められようが、叱られようが変わりなく。だから辞めてしまう。
私は(たぶん私たちは)、何でこんなにも自分に否定的なんでしょうね。愛する私なのに、何でもっと優しくしてあげられないのでしょうか。「馬鹿にされるほど、馬鹿になんて生きていない!むしろそうなりたかったよ!」と私に対して言い返したいほどです。
だから風の図書室はひとつの実験でもあります。私が私を馬鹿にせず、どんな状況だとしても継続できたらいったいどうなるのか。
今日、ある人に「あなたの積み重ねているものに尊敬したり嫉妬したりする」と言われました。自分のどこに積み重ねがあるのか、むしろそれがないことにコンプレックスを感じていたのでとても驚きましたが、人からはそう見えていたりもするのでしょう。
たぶんこれも、私が自分を馬鹿にしてきた結果、うっすらとでも積み重ねてきているものが見えなくなっているのかなと考えたりもします。優しい目で見れば、もっと自分の中に発見できるものがあるのかもしれません。
いきなりできることではありませんが、少しずつでも変わっていきたいのです。