大阪にある人生図書館という私設図書館に行ってきました。一週間ほど前に偶然ネットで知ったのですが、そういう時は不思議とタイミングがつながるようで私用で名古屋に行く流れでお邪魔することができたのです。
人生図書館はいわば風の図書室の先輩。人々の「人生の一冊」を集めていて、蔵書数は200冊以上、10年以上前から開館しています。館長さんともゆっくりお話しができ、今後の活動への自信をもらえました。
このような出会いがある度に、本当にすべては遠い昔からすでに決まっていたのではないかと思います。どれだけ離れている人とも会える。昨日まで知らなかった人とも会える。それが理にかなったことなら、何かに背いていないことならいとも簡単に実現すると心から思えるのです。
この考え方というか身のこなし方をもっと芯から身につけられたら、今よりも肩の力を抜いて必要以上に悩まずに生きていけるのでしょうか。もしくは適切な努力ができるようになるのか。
風の図書室をしていて幸せなのは、不思議とそれが自分に与えられたものだと思えるからです。私がやろうとして実際に行動に移してはいるけれど、なんだかそれは表面上のことで、実際はこのような本を集める役割を偶然に担うことになったにすぎないと思えます。
だからこそ寄贈された本を、寄贈してくれた方の人生をとても尊いものに感じられるのです。来るべき本の、来るべき想いの居場所をつくり整える係として毎日毎日をやっていこうと思いを新たにしました。