風の図書室の蔵書すべてに刻印する蔵書印を、「ドウサ」さんに作っていただきました。
蔵書印を作ることは、本好きには憧れの作業。はじめは自分で消しゴム判子でも作ろうかと思っていたのですが、せっかくならプロに頼もうと決めました。
といってもこの時代、「判子 手作り」で検索するとかなりの数の判子作家さんが出てきます。迷いに迷った末に、骨太な感じのするドウサの作風が、風の図書室というどこか儚い雰囲気のあるこの図書室を、しっかりと現実のものとして留めてくれそうな気がしたのです。
その思わくは正しかったようで、ガチっとした印を押された蔵書たちは、何だかいきなり実態のあるものとして存在を主張し始めました。
印の中には、通し番号と寄贈年月日がわかる数字を記載します。バーコードで管理するような一般の図書館とは逆を行くアナログさ。さらに、その時の自分の注意力の散漫さ具合で印がかすれてしまったり、曲がってしまったりというのも、「味がある」の一言に集約してしまおうと思います。
「人モチーフのはんこ ドウサ」 https://dousa.jimdofree.com/