今日からお盆が始まりました。私は信心深い方ではありませんが、この日に最初の投稿をするのは「風の図書館」の性質上、縁起のいい気がするものです。変な話ですが(笑)。
こういうバチっと物事がタイミングよく合うのは、やはり世にいうGOサインなのだと思います。東京から南房総に移住をして一か月弱、思いのほか早く「風の図書室」活動をスタートさせることができたのも、そもそも「やろう!」と思え実行まで移せたのも、数か月前まではまったく考えられないことでした。
図書室をつくりたいという思いはだいぶ前から持っていて、それをする時間もたっぷりあったのに、東京にいた頃はどうも腰が重かったのです。いま改めて、何があの頃と違っているのか・・・。
思い当たったのが「人の目」なんじゃないかなぁと。悪口ではまったくないのですが、こちらは本当に人がいないんですね。我が家の周りは外を歩いていてもほとんど誰とも会いませんし、家にいても聞こえるのは鳥の声だけ。もちろん化粧はしなくなり、何なら寝ぐせのままスーパーまで行っちゃいます。これはよくないですね。
でもそんな人との断絶が「だったら好きなことやっちゃいなよ」と、やけに開かれた自分を目覚めさせたのです。失敗しても誰も笑う人いないじゃない。というか人いないじゃない。本なんて集まらなくてもここなら当然じゃない。というか失敗って何??という具合に。
まさか、自分の行動を制限していたものの実態が人の目、強いては人が溢れかえる東京だったなんて夢にも思っていないことでした。普通、夢を実現するために都会に出るんじゃないの?
といっても地方万歳!すべて最高!!と言えるわけではないですし、困っていることは人並みにありますが、思い切っての移住による大きな贈り物がこの「風の図書室」になりました。まだホームページを開設しただけですが、こんなこと言ってしまえるくらいには楽しんで生活しています。